ドローンの未来を発掘するエンターテインメントマガジン DRONE NEXT

米Amazonの自動宅配サービス開始!Amazon Scoutがカリフォルニアで荷物をお届け

Google+

世界初の地上配送ロボットによる本格サービス

米Amazonの地上配送ロボット Scout(以下スカウト)が、米国カリフォルニア州アーバイン地区で本格的にサービスを開始しました。

■Written by 竹村信亮(Nobuaki Takemura)


サービス化に至るまでの気象による実証実験

ワシントン州にあるAmazon本社はスカウトを使用し、近辺の人たちを対象にした物資配送の実証実験を数千回に渡って実施してきました。実証実験を繰り返し、スカウトはゴミ箱やスケートボード、芝生上の椅子、除雪機などの住宅街に存在するあらゆる障害物を安全かつ自律的に認識し、回避できることが証明されています。また、Amazon Scoutのサービスがどのようにして地元に受け入れられるのか、顧客を満足させることができるかを常に念頭に置いているといいます。故にハードウェアの設計から、操作のデータベースの開発まで、安全性と利便性を重要視してスカウトを1から開発しました。

まず最初にエンジニアと運用スタッフが、スカウトの開発・実験を迅速に進めるための専用ハードウェアおよびソフトウェアの研究施設をシアトルに建設。これにより、外部部品やソフトウェアの更新を待つ時間が節約できるようにしています。さらにはハードのプロトタイプを急速に開発し、新しいプログラミングを試すことができ、リアルタイムで作業の検証が可能です。

スカウトは太平洋岸北西部で実証実験を行いました。降雨や快晴、吹雪を含むすべての天候を経験。そして、スカウトは気候の良い南カリフォルニアでサービスをスタートしました。

 

アーバイン地区から徐々に拡大する自動配送サービス

スカウトは小規模な導入からスタートし、平日の日中に配達業務を行います。また、アーバイン地区近郊の人たちに向けては、従来の人手による配送と地上配送ロボットのどちらかの利用が可能。なお、プライム会員に対する高速配送や無料配送などの特典はスカウト経由でも利用できます。

スカウトは自動的に配送ルートを走行する機能を搭載していますが、最初は安全対策も含めて「アンバサダー」と呼ばれるスタッフが同行します。「アンバサダー」は人々がスカウトにどういった反応を示すのか。などといった調査も並行して行うといいます。

実際に導入された地域では一週間も経たない間に地上配送ロボットの物珍しさで注目を浴びました。クリスマスプレゼントとしてせがむ子供や、スカウトに首輪を持たせ、犬の散歩に活用できないかという声が寄せられ、好印象でサービスはスタートできているようです。

同社は、今回のアーバイン地区での導入はまだこれから展開する新たな宅配システムの布石にしかすぎないと述べており、今後の配達業務の自動化に期待が高まっています。

 


@Amazon – What’s next for Amazon Scout?

「いいね!」を押して
ドローンの最新情報をGET

Twitter で

この記事は私が書きました。