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自社開発の水中ドローンで希少なサツマハオリムシの映像撮影に成功

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水中ドローンで貴重な希少生物の撮影に成功!

日本初の水中ドローン専業メーカー、株式会社 FullDepthは、自社開発の水中ドローン(ROV)を用いて、2018年12月10日(月)、鹿児島湾(錦江湾)の海底に生息する希少生物「サツマハオリムシ」の群生地の撮影に成功した。本調査は、鹿児島大学水産学部の練習船「南星丸」による実習の一環として実施され、撮影された映像等は、いおワールドかごしま水族館ならびに新江ノ島水族館にて展示も検討している。
<調査目的と結果>
鹿児島大学水産学部が練習船「南星丸」にて定期的に行っている錦江湾海底の調査に同行し、錦江湾海底に生息する希少な「サツマハオリムシ」生息状況の観察を行った。サツマハオリムシは環形動物門に属する固着性の多毛類で、普段は自らがつくる棲管の中から赤いエラだけを出している。口や消化管がなく、火山活動などで生じた硫化水素を使って栄養を作るバクテリアを体の中に共生させる、という非常に変わった生態を有した生態だ。細胞内共生のメカニズムや極限環境への適応など、生物学的に重要なテーマの研究対象として注目されている。サツマハオリムシの生息域と想定される調査海域に到着後、水深約160mまでドローンで潜航し、付近の調査を行った。程なく、サツマハオリムシと思われる生物の群生地を発見することに成功し、貴重な映像資料の撮影に成功。映像では、水中ドローンの接近に反応してエラを棲管の中にしまう様子や、アマクサクラゲのポリプが付着する様子などが確認できた。調査の記録映像は以下を参照。<記録映像>

<調査記録写真>

サツマハオリムシ

サツマハオリムシ

たぎりと呼ばれる火山性噴気活動

たぎりと呼ばれる火山性噴気活動

調査中の様子

 

<FullDepth DiveUnit300 について>

FullDepth DiveUnit300

FullDepth DiveUnit300

調査に使用したのは自社開発のROV「FullDepth DiveUnit300」。本機はサイズ・重量ともにコンパクトに設計された可搬型のバッテリー駆動ROV。運用に必要なものはROV本体とPC、そしてその二つをつなぐ通信用のテザーケーブルのみとなっており、手軽に水中調査を行うことができる。2018年6月1日よりFullDepth DiveUnit300を用いた「必要な時に必要な期間だけ」ROVを利用することができるロボットサービスの提供を開始している。

<株式会社FullDepth について>

FullDepth

同社は2014年6月に創業し、現在は日本初の水中ドローン専業メーカーとして、「もっと手軽」に「より安全」に水中での調査や撮影が行える独自のROVを開発。2018年6月1日より自社開発のROV、FullDepth DiveUnit300を用いた「必要な時に必要な期間だけ」ROVを利用することができるロボットサービスの提供を開始した。本サービスではこれまでの水中探査において大きな課題となっていた、初期導入コストを大幅に抑えられるほか、大掛かりな設備や人員を必要とせず、低コストでROVを運用することが可能となる。これにより、今後ますますの需要が見込まれる、ダムや港湾など水中インフラの維持・管理への活用、海底資源や深海生物の探査など幅広い用途においての利用が期待され、今後も人々の暮らしに欠かすことのできない海洋や河川の中を見るという重要な「目」の役割を果たしていく。

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この記事は私が書きました。