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スマートドローンを活用した線路設備点検の効率化に関する実証実験を実施

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KDDIは、東日本旅客鉄道株式会社 (以下 JR東日本)、株式会社プロドローン (以下 プロドローン) の協力のもと、2020年2月に鉄道用保守基地内において、モバイル通信ネットワークに対応したスマートドローンを活用した線路設備点検の効率化に向けた実証実験を実施した。

◾️実証実験概要
鉄道会社における列車運行では、異常時に車両や線路設備などの点検によって、安全の確保を行う必要がある。そのためには、昼夜を問わず係員を現地に派遣し、目視などによる確認と迅速かつ正確な係員間の情報伝達が必要となる。現状では、この作業に多くの時間と労力を費やしている。そこでドローンを利用することにより、移動時間の削減や、迅速かつ正確な当該現場の状況把握などが期待できる。

本実証実験ではKDDIのスマートドローンプラットフォームを活用。線路設備上空の飛行ルートでドローンが自律的に飛行できることと、ドローンに搭載したカメラやLEDライトを使って線路設備を撮影し、昼夜を問わず遠隔地の係員に向けた映像伝送が可能なことを実証した。

また本実証実験を行うにあたり、ドローンの飛行性能やドローン運行に必要なカメラ、LEDライトなどの要件をKDDIとJR東日本が共同で定義している。今後はドローンによる線路設備点検の要件をより明確にし、具体的な運用ユースケースに沿った検証を実施しながら、実運用に向けて取り組んでいくと発表した。

本実証実験はJR東日本が主催する交通事業者と国内外企業や研究機関などとのオープンイノベーションによってモビリティ変革を実現することを目的とした「モビリティ変革コンソーシアム」の活動の一環として行った。

ドローンの性能と伝送システムを検証

実験に用いたドローン

本実証実験では、線路設備上空におけるドローンの自律飛行の実施と飛行精度の検証が行われた。長さ200mの線路設備上を、20mの高度を維持しながらドローンを自律飛行で往復させ、撮影対象となる線路設備を撮影フレーム内にとらえ続けることを確認。

ドローン空撮映像の例

次にドローンが空撮した映像の伝送を行い、ドローンに搭載したカメラで撮影した映像 (夜間はLEDライトを使用) をLTE通信網を用いて遠隔地の係員の元に伝送し、点検対象の線路設備の状況を昼夜問わず遠隔で把握できることを確認した。

なお上記の実験と合わせて、ドローンフライト時の騒音・照度レベルを計測し、実運用に向けたデータの取得も実施している。

◾️各社の役割

社名 役割
KDDI 実験の計画策定、フライト実施、フライト結果分析
JR東日本 実験の計画策定、実験場の提供、フライト結果分析
プロドローン ドローン機体開発、フライト補助

@スマートドローンを活用した線路設備点検の効率化に関する実証実験を実施

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この記事は私が書きました。