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ドローンで農薬不使用化!ケール栽培の効率性を向上するスマート農業

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ドローンを農業センシングに役立てる活動を開始

キューサイ株式会社は、株式会社NTTドコモ九州支社とともに、新規事業プロジェクトへの取り組みを開始した。

キューサイは、ケール青汁の原料である「ケール」を自社グループ農場の株式会社キューサイファーム島根で栽培している。近年、先進技術の農業利用や農業向けのシステム開発が非常に活発になっている。キューサイでも空飛ぶIoTと言われる「ドローン」を活用した農場管理に挑戦する事で“スマート農業”を実践し、人手不足や専門的知識の継承問題といった農業におけるさまざまな問題解決に取り組むため、新規事業プロジェクトを開始。農業関連のシステム開発を進めるNTTドコモと連携を図り、最終的には生育状態の把握や収穫量の予測、病害虫の検知が可能となるようなシステムの開発を予定している。

■「ドローン」導入の背景
さまざまな問題をかかえている第一次産業である農業や漁業、林業などは、自然の恩恵を生かした仕事で、日本を支え続けてきた主要産業だ。しかし、その就業人口は年々減少傾向にあり、かつ平均年齢が66.8歳と高齢化している。キューサイファーム島根でも、島根県の人口減少に伴う「人手不足」が問題視されている。また、長年の経験や勘で育成状態の把握や収穫量の予測をする場合が多く、従業員の高齢化もあり、後継者へ継承することが難しくなっている。そこでキューサイはNTTドコモのドローン技術を使った解析システムを活用し、これらの課題解決へ向けた取り組みを実施することになった。

島根県 農林水産 総務課資料

島根県 農林水産 総務課資料

■ドローン技術を用いた活動内容
ドローン技術を活用して、東京ドーム約6.6個分あるケール畑の定点観測撮影を実施し、撮影した画像データをNTTドコモの開発した解析システムでNDVI(※)のデータを構築し、ケールの収穫量の予測や、ケール株の病虫害被害の検知などを行う。ドローンでの撮影画像データを膨大に蓄積することで、人でいうところの経験値となりシステムの精度が向上していく。これにより従来は人の手で定期的に圃場を巡回し、目視で確認を行っていたものが、パソコンやスマートフォン、またタブレット端末などさまざまなデバイスで管理できるようになる。その結果として、人手不足の解消や病虫害の早期発見、収穫量予測の精度向上が期待される。
※ 植物の近赤外領域の波長の反射率を数値化したもので、植物の分布や活性度を測る指標

現在は人手不足や専門的知識の継承問題などに取り組んでいるが、その他にもドローンで撮影した画像を解析し、生育状態が悪い株のみにピンポイントで肥料を散布することができれば、東京ドーム約6.6個分もある広大な畑の肥料コストの大幅な削減が期待される。また、解析したデータを各農作業機械やトラクターの自動走行と連動させることで、作業効率の向上や栽培コストの削減も期待できる。

キューサイファームの活動担当者は以下のようにコメントした。

(株)キューサイファーム島根 四橋 雅美

(株)キューサイファーム島根
四橋 雅美

キューサイファーム島根設立当初、「お客さまに安全安心なケールをお届けするため」に農薬や化学肥料を一切使用しないという強い想いを持って、ケール栽培に適した気候の島根県益田市で1年かけて土壌を作り上げ、2年目にやっとケールの栽培がスタートしました。農薬を使用しないため、人の手でケール1株1株の病害虫をチェックして大切に育てています。しかし人手不足などから広大なケール畑を人の手だけで管理することが厳しくなってきています。そういう問題を解決するために導入を始めたのが空飛ぶIoTと言われる「ドローン」を使っての取り組みです。ドローンはいろいろな可能性を秘めたツールだと思っています。稲作では取り組みが進み、既に実用化されていますが、ケール栽培においてはこれから私たちが発展させていく分野だと思っています。検証は最低1年はかける予定で、大変な作業ですが、この取り組みが成功して、人手不足や継承問題など、同じ課題をかかえている地域社会の課題解決の糸口になればと思っています。」

「青汁は健康を願う人のためにつくるもの。生産性をあげるために余計なものを加えることは一切しない。という創業当初からの想いは変わらず、安全・安心へのこだわりを大切にしています。そのため、キューサイファーム島根で栽培するケールは“国内栽培で農薬・化学肥料を一切使用しないこと”にこだわっています。ケールの栽培を始めて35年以上経ってもこの想いは変わらず、収穫や病害虫のチェックなど全て人の手で1株1株丁寧に栽培しております。」


@キューサイ株式会社

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この記事は私が書きました。