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無人航空機の目視外飛行実現に向けた教育・機体・運航管理の評価基準を発表

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目視外飛行の開始に向けた標準基準を作成

一般社団法人日本 UAS 産業振興協議会、一般社団法人日本産業用無人航空機工業会及び一般財団法人総合研究奨励会日本無人機運行管理コンソーシアムは、目視外飛行の安全運航を実現するための教育・機体・運航管理の各評価基準を発表した。

今回、発表した評価基準では、目視外飛行における安全を確保する上で必要不可欠な要素・条件が包括的に取りまとめられた。 なお、同基準を作成するにあたっては、昨年 7 月に開所した福島ロボットテストフィールド(以下 RTF)にて3団体合同の大規模な実証実験を行っている。

■基準を設ける背景
昨今、無人航空機は撮影や農薬散布、インフラ点検などの分野で利用が広がっており、新たな産業・サービスの創出や国民生活の利便や質の向上に資することが期待されている。その中でも特に物流分野での活用については、2015 年に首相から 3 年以内の物流における無人航空機を可能にするという発言もあり、その社会実装に向けて官民共同で取組を進め始めた。

昨年9月には、無人航空機の物流利用にとって不可欠な目視外飛行のルール改正を実施。 一方、民間では、この新しいルールに基づいて、安全を担保する為の操縦者教育、機体や運航管理体制などの観点において、それぞれ気を付けるべき点をまとめるべく、業界3団体が連携し、新しい評価基準策定を行う運びになった。 なお、本基準策定にあたり、基準の妥当性を検証する為に実証実験を行う必要があることから、目視外飛行の実証実験に適したフィールドとして、福島県の協力の下、RTFを主要な検証場所として活用している。

 

3つの視点から考えた評価基準を展開

評価基準の概念図

■運用者人材の教育に関わる評価基準
JUIDAは目視外飛行を実施するにあたって、機体の運用者(操縦者・安全運航管理者)に求められる要素・条件を明確にするため、運用者人材の教育に係る評価基準を作成した。

JUIDAが従来から行っている教育プログラム「JUIDA操縦技能士証明証」「JUIDA安全運航管理者証明証」の取得者向けに、更に高度な資格証明として、目視外飛行が可能な技術・知識についての資格証明を検討。飛行前から飛行後に至るまで、運用者が気を付けるべき観点を網羅的に記載し、従来の目視内飛行での運用を上回るリスクレベルの運用者が持つべき要素・条件を取りまとめた。とりわけ、以下の4点を重視し、基準を作成。
1.目視をしない状態で危険な状況であることを認識できるか
2.危険な状況を認識した際に、適切に対応できているか
3.トラブル対応時のプロセスが適切であるか
4.運用中のコミュニケーションは適切か

将来的には、来る目視外飛行による運用が主流となる時代を見据え、目視外飛行を行う運用者としての適性度を評価する人材育成カリキュラムを作成し、新たな資格制度を検討する予定としている。

 

■目視外飛行に対応した無人機の安全基準
JUIDAが人材教育の評価基準を作成したのに加え、JUAVは機体に関する評価基準を作成した。

JUAVは目視外飛行に対応した無人機の安全基準について、RTF を利用した評価の考え方の整理・検証、及び安全基準への反映を行うための検証飛行の在り方について検討した。

RTFにおける目視外飛行のための機体の評価基準の検討については、JUAV が定める安全基準に基づいて認定を行うため、飛行時の運用に関わる下記諸要件をもとに評価基準を作成し検証を行った。
1.飛行計画作成と飛行可否判断の実施
2.JUAVが認定した産業用無人航空機による実目視外飛行の実施と定点滞空性能の模擬評価
3.通信途絶に係る異常発生時の対処
4.目視外地点からの帰投、もしくは異常発生後の適正な回収

今後も検証飛行結果を参考として目視外飛行に係る安全基準策定の検討を進めていくとしている。

 

■運行管理に関わる評価基準
JUTMは運航管理に係る評価基準を作成。

福島RTFの施設機能等を活用して目視外補助者無し飛行を行うためのガイドラインの策定を行った。(目視外補助者無し飛行を行うための福島RTFの機能等の評価)

福島RTFで補助者を必要としない目視外飛行を実現するため、福島RTF及び当該施設に整備された運航管理システムなどの設備を活用し、福島 RTF における「目視外飛行ガイドライン」を策定した。 福島 RTF の設備機能および試験場の運用によって国土交通省の補助者なし目視外飛行の要件を満足できるか評価する。(RTFの設備が補助者の役割を代替することができるか検討する)

今回の評価結果をRTFへフィードバックし、補助者なし目視外飛行実験ができる試験場の実現へ つないでいくとしている。


@一般社団法人日本UAS産業振興協議会(JUIDA)
@一般社団法人日本産業用無人航空機工業会(JUAV)
@一般財団法人日本無人機運行管理コンソーシアム

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この記事は私が書きました。