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価格が非常にお得になった「Osmo Mobile2」でスマホを最大限に活用!

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DJI製スマホ用3軸スタビライザーの最新モデル「Osmo Mobile 2」が今年の2月上旬より発売を開始した。Osmo Mobileシリーズは、スマートフォンのカメラ機能を使って、手ブレのない滑らかな動画や長秒露光による印象的な夜景写真を撮影することができる。ありきたりな写真や動画撮影では飽き足らない意識高い系スマフォトグラファー注目の製品だ。
2代目となって価格は1万6800円(税込み)と初代の半額以下になりグーンと身近になったのだ。


●Written by 大岩 亘(Wataru Oiwa)
●Photo by 芹澤 優斗(Yuto Serizawa)


早速Osmo Mobile2を体験してきたのでレビューして行こう。
まずは主な仕様から。

カタログスペックからの最大の注目点はバッテリー。Osmo Mobile シリーズにおいて初代から2となって大きく変わった点といえる。
満充電での駆動時間が15時間と大幅に長くなったが、
その代りに交換式ではなく、内蔵型に変更された。
また、その大容量なバッテリーを活かすことで、USBに接続したスマホを給電することが可能となった。

このバッテリーに関する仕様変更についてメリットとデメリットをまとめると、以下のようになる。
・メリット
一度のフル充電で半日以上撮り続けられるスタミナ
と予備バッテリーを持つ必要がないことが挙げられ、実質的にコストが抑えられる。また、
スマホに給電しながら撮影できることも大きなメリットだ。長時間撮影時にはスマホのバッテリー容量も重要なため、その点においてもポイントが高い!

・
デメリット
重量は従来の501gから485gに軽量化されたが、それでもまだ重く感じる…とくに、グリップ部の重量はズッシリとした印象。バッテリーを大型化した半面、ボディ素材の金属部分などを軽量化することでOsmo Mobile2は若干軽量化され、バッテリー容量と質感、そしてコストパフォーマンスをうまく両立している。また、バッテリーが故障・劣化した場合に交換ができないのが難点(修理または買い替えが必要)
。あえてデメリットにしたが、大幅なコストダウンと予備バッテリーを購入する必要がなくなったことを考えると相殺されていると考えることもできる。この点はユーザー側が割り切る必要がある部分かも知れない。

価格とクオリティーのバランスを見直した”2″

それでは早速ハンズオン。
手に取ってみて感じた第一印象は、コストダウンと軽量化のために「高級感」という点については割り切られている。
初代の金属パーツが持っていた質感や高級志向は控えめになった。
ただし、価格に対してチープであるということではなく、より一層スマホ用のスタビライザーを普及させるに相応しいクオリティーと価格帯だと感じた。どうしてもバッテリーの容量を増やせば、大型化により重くなってしまう。

さらに、細かな改良点としてグリップエンドに新たに三脚用のネジ穴が設けられた。

タイムラプス(早送り撮影)や長秒露光、パノラマ撮影などの撮影中はカメラを固定する必要があり、いくらスタビライザー効果があるとはいえ長時間の手持ち撮影では映像や写真がブレてしまう。より安定した動画を撮影するのであれば三脚を使用したほうが確実にクオリティーを上げることができ、この小さな改良による恩恵はとても大きい。

自撮り棒や一脚を使って高い位置から撮影をする場合にも有効的だ。
ちなみに従来のモデルに三脚を着けようとすると、サイドに設けられた三脚穴に純正の延長ロッドを装着するか、Osmoベースを介して装着するなど、使い勝手に難点があるのが問題だった。

Osmoに延長ロッドを装着した例

続いて操作系

撮影に使用するボタン類はよりシンプルに改善された。
ジョイパッド、録画(シャッター)ボタン、モード切替ボタン、ズームスライダーこの4つで操作する。
ほとんどの機能はスマートフォンにインストールされたDJI Goアプリを使って操作するため、スタビライザー本体の操作はいたってシンプルとなっている。


撮影してきた動画では、スマホをセットして基本的な操作をしている様子を別のカメラで撮影。

このように、ジョイパッドを操作してカメラの向きをパン・チルトさせながら、手軽に手ブレのない撮影を行える。なお、パンやチルトの速度は設定により変えることができ、Mと書かれたボタンを2度押せばニュートラルの位置にビシッと一瞬で戻る。

スタビライザーとしての基本的な機能だけでも動画撮影を劇的に滑らかにすることができるが、スマホ用スタビライザーの魅力はスムーズな撮影クオリティーだけでなく、アプリに搭載された様々なモードで自動撮影ができることが最大の魅力といえる。

ドローンでも馴染み深いDJI Goアプリで撮影


DJI GoとはBluetoothを介して接続する。

画像の左側に並ぶのが撮影機能の一覧だ。画角違いのパノラマ撮影や、長時間露光撮影、セルフタイマー撮影などが揃っている。

実際に撮影機能を試してきたので撮影例を交えて紹介する。
画質はスマートフォンのカメラ性能に依存するため、「こんな撮影が簡単にできますよ!」という参考程度にどうぞ。

・通常撮影
まずはアプリの撮影機能を使用しない通常の動画撮影から。
撮影中にパン、チルト、ズームなどの操作を交えて撮影。

・タイムラプス

コマ送りのように早送りで撮影できるモードだ。夕日の落ちるシーンや人の動きが多いところなど、動きに変化のある風景を撮影すると面白みがでる。

・モーションタイムラプス
モーションタイムラプスは1箇所の画角だけでなく、撮影したい場所の近隣4面の位置を記憶することで、自動でパンとチルトを行い、4箇所のタイムラプスを撮影するモードだ。


映像は短いが、自動でパンとチルトを行うことで4面を撮影する。もちろん4面ともコマ送りのように撮影することができる。

・アクティブトラック
動く被写体(人や動物)をタップしてマークすることで、自動的に被写体が真ん中にくるように撮影してくれるモードだ。


水辺にいる水鳥をロックオンし、撮影スタート。もちろんだが移動速度の速い動物などは追うことができないが、人の動き程度のものであればしっかりと捉えてくれる。

今回撮影した水鳥のように、被写体が小さいものでも、ある程度は認識してくれる。撮影映像ではジョイパッドに一切触れておらず、常に自動で水鳥が真ん中に映るように動いてくれるのだ。

・パノラマモード

撮影した写真は330度パノラマで撮影したもの。


動画のようにシャッターを切ると、必要な箇所の撮影を自動でスタートする。撮影者がいる場所のみ撮影せずに、全面を撮影してくれる。写真は自動でつなぎ合わせて1枚の写真として保存される。


そして歪みの少ない超広角写真を作成してくれる180度ワイドがこちら。こんな超ワイドな写真も、自動で首を振って何枚も静止画を撮影したのち、繋ぎ目がわからないくらいハイクオリティーに合成して仕上げてくれます。

簡単にデータを編集して注目される動画を作成

そしてDJI Goなら撮影後の編集もお手のもの。簡単なステップで見違えるようなムービーに仕上げることができちゃいます。


もはやスマホの写真編集機能のスタンダードとなった明るさやコントラストの調整はもちろん可能。写真データだけでなく動画データの色調も調整できる。


動画にテキストデータを入れることも可能。テキストの色を選べるほか、ちょっと動画をカッコよくするタイトルロゴまでテンプレートで用意されている。


そして、動画に欠かせないのがBGM。プリセットされた曲から雰囲気に合わせた曲を動画に差し込むことが可能。


まだまだ紹介しきれない多彩な撮影機能が備わっているが、通常の手持ち撮影ではブレてしまって難しい夜景撮影で重宝する長秒露光や、動きのある被写体に効果的なスローモーションをつける機能も搭載されている。

いずれもアプリからメニューを選択して撮影を開始するだけで簡単に使うことができ、撮りたい映像のイメージによって機能を使い分けることでスマホカメラの表現力を最大限に引き出すことができるのは、アプリの使い勝手においても磨きをかけてきたDJIならではの強みと言えるだろう。

昨今、ミラーレスカメラやハイエンドコンデジでの4Kムービーが当たり前になってきているが、それ以上にスマホカメラの進化は高画質な写真や動画の撮影をより身近なものに進化させてきた。
Osmo Mobile 2は、スマホカメラの高性能化の恩恵を余すところなく体感でき、さらに魅力的な映像を残すことができる本当に便利で強力なツールとなっている。

Osmo Mobile2に進化することで、なかなか手の出せなかった価格帯から大幅にプライスダウンを図り、それでいてDJI製という信頼のおけるブランド価値が付随しているのはかなりお得だ。今のタイミングでゲットしておきたいお値打ちなガジェットと言って差し支えないアイテムだ!

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この記事は私が書きました。

貿易業、インテリアデザインなどに携わる傍ら、2016年にドローンと出会う。その魅力と可能性に強く興味を抱き、JUIDA認定無人航空機操縦士、同・安全運航管理者証明を取得。2017年末よりDJI ARENA by JDRONE TOKYO非常勤スタッフ。趣味は釣り。ドローン関連の用品アイテムを試すのが好きで、ドローングッズ検証隊を主に担当。