ドローンの未来を発掘するエンターテインメントマガジン DRONE NEXT

Vol.1 マッキーが行く
世界一周の理由と出会い

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読者の皆さん初めまして!
6年間勤めてきた企業を退職して、ドローン片手に日本を飛び出したのは2017年4月のこと。相棒のドローンと憧れの世界一周の旅をしているマッキーです。
既に台湾→中国→中央アジアと旅をしてきて、今はヨーロッパに辿り着きました!

「ドローンと行く!マッキーの世界一周絶景飛行」では、ドローンで撮影した絶景の空撮写真や動画を交えながら、僕が世界一周の道中で出会う様々な驚きや感動の様子をお伝えしていこうと思います。連載を通じてドローンの素晴らしさや、世界にはこんな面白い国があるんだ!ということを知っていただければ幸いです。

僕は今ヨーロッパで執筆していますが、アジア圏でも大変素敵な出会いが数多くありました。なので、2017年4月に遡って余すことなく順番に執筆していきます。
そして記念すべき第1回のテーマは、「マッキーが行く世界一周の理由と出会い」です。
早速、旅立ちの理由から話していきましょう。

ボリビアで出会った世界一周バックパッカーの”冒険譚な話”に奮闘

初めて世界一周を意識したのは、大学の卒業旅行で南米に訪れた7年前まで遡ります。

当時、大学卒業までの春休みを利用して、ペルーからブラジルへ行く1ヶ月間の南米旅行を敢行していた時のこと。その道中のボリビアにあるウユニ塩湖で僕が世界一周に憧れるきっかけの人に出会ったのです。偶然にも出会ったその人は、28歳で会社を退職して世界一周を1人で自由に楽しんでいる日本人女性のバックパッカーだったのだ。

UNIQLOのテレビCMにも使用された「天空の鏡」と称されるウユニ塩湖

南米随一の絶景と言われ空の景色を鏡のように反射する(ボリビア)

ウユニ塩湖は、かつて海底にあったアンデス山脈が隆起してできたと言われる。乾季には見る限り一面に果てしなく広がる真っ白な塩の大地となるのです。一方、僕が訪れた雨季には、薄く水が張ることによって、水に空の景色を鏡のように反射する。どこまでも広がる鏡張りの景色は、「天空の鏡」とも呼ばれ、UNIQLOのテレビCMの撮影にも使用されるほどに美しい。

昔、ネットで写真を見ていつか行ってみたいと思っていたウユニ塩湖の景色は、僕の想像を簡単に凌駕してしまいました。

ウユニ塩湖の大地に立つことで広がる360度の鏡張りの世界は、大自然だからこそ生み出せる絶景。朝は日の出、日中は雲と空、夜には星と鏡のように反射するものとで時刻によって様々な表情に変化し、どの表情を見ても一時たりとも目を離したくない絶景でした。

 

ウユニ塩湖で出会った女性バックパッカーとの道中

そしてウユニ塩湖で出会った彼女に話を聞くと、偶然にもその後のルートが一緒だったため、ボリビア→パラグアイ→ブラジルを2週間かけて一緒に旅をすることに決定。そんな道中で話しが弾み、とても楽しそうに喋る彼女の口から飛び出す世界一周の話は、まるで子供の頃読んだ「シンドバッドの冒険」のような冒険譚。

「エジプトのダハブは、バックパッカーが集まるダイビングスポットになっている」
「ドイツのミュンヘンで開催されるビール祭りは、皆酔っ払ってわけがわからなくなる」
など自分が知らなかった世界が彼女の口からは湯水のように溢れて出てきます。そんなワクワクするような冒険譚を想像しながら聞いているうちに

「他人からの情報で行った気になるんじゃなく、自分の目で世界を見てみたい!!」

この時初めて「いつか世界一周に行きたい!」という強い思いを心の奥に秘めるようになったのです。

ちなみに彼女は、この後ペルーでチリ人男性と出会って結婚。現在チリに在住しています。過去には”母親が異国に住む彼女を尋ねる企画”で、ちゃっかりTV番組にも出演していました。

そして、この彼女とチリで再会を果たすのが、私が世界を旅する1つ目の目的だったりもするのです。

台湾で出会った世界一周バックパッカーが僕の心に再度薪を焚べる

そして話しは大学を卒業して数年…
南米で世界に憧れて心を熱くしたとはいえ、「いつか世界一周に行きたい」という思いは社会人になって仕事に忙殺されるようになるとあっという間に風前の灯火に…。
入社3年も経つと世界一周の思いは、遠い過去の記憶のように消えかけてしまっていた。

そんな心境で、入社4年目にして1年間教育派遣という形で台湾生活を送る喜ばしい機会に遭遇した。そして、思いがけない台湾の楽しい生活も、「もう終わりかぁ…」と派遣期間の1年が過ぎようとしていた頃、いつものように近場の地下街で買い物を済ませようと通りかかった時に出会ったのが、僕の世界一周の思いを蘇らせた人物。ギターと歌で稼ぎながら世界一周をする日本人男性バックパッカーだった。

バスキングをしながら世界一周をするバックパッカー

この時、彼とはものの5分くらいしか会話していませんが、思いがけないことに執筆しているブログを教えてもらったのです。そして、彼の気ままに暮らす楽しそうな海外生活の生き様を綴ったブログを毎日読んでいるうちに、すでに遥か彼方の銀河系に消え去っていた「いつか世界一周に行きたい!」という思いに薪が焚べられ熱く燃え上がりました。

「僕の本当にやりたい事は何だろう?」
「いつか旅をし、世界を自分の目で見るんじゃなかったのか?」
「このまま世界一周に出なければ、死ぬまで一生後悔するのではないか?」

来る日も来る日も自問自答した結果、出した結論。

「そうだ、京都世界一周へ行こう」
このとき、1人の世界一周バックパッカーの誕生でした。

ドローンに出会うきっかけとなった想像力を掻き立てる空撮動画

「何なんだこの空からの絶景を撮った動画は!?」
世界一周を決め、しばらくしてからYouTubeでふと目にしたサハラ砂漠の空撮動画。

空撮動画というものを初めて目にして、
「空から鳥のように見た世界の景色は、こんなにも美しいのか!!」と感情が高ぶる。

また、ドローンが自分の五感(目)を自由自在に拡張してくれるデバイスであることに強く惹かれたのです。空からの撮影は、今まで気づき得なかった視点を提供してくれるかもしれないし、地上から見たら大したことない景色だけど、空から見たらこんなにも美しかったということもあるのではないか!!と一瞬で僕の心は好奇心に狩られていった。

よくよく調べて見ると、どうやらこれはドローンという最先端の機械で撮影したものらしい。
当時、僕はドローンについて空を飛ぶ変な機械くらいの認識しかなく、試しにネットでドローンが何者なのか調べてみる。そして、それと同時に値段を確認してみた。それなりに高いけど、決して手に入らない値段じゃないし、何よりこれを世界一周に持っていけば、かなり面白そうだ!とワクワクしました。

今までに無い面白味の発見とドローンを連れて行く決意

旅に出る前には、ドローンを使ってどんな映像を撮ろうか?と色々考える日が続く。
考えて想像を膨らますほどに好奇心は擽られ、ドローンだからこそ撮影できる映像に魅力が溢れていった。地形に制約を受けず、空の領域から高さ・角度を様々に変えて撮影できるドローン。世界の絶景の魅力を余すところなく伝えられたらこれは面白い!

そして世界一周に行くんだったら、まだあまり知られていない絶景がたくさんあるはず。
僕の旅のルート上には日本ではあまり知られていないマイナー国が数多く連なっています。旅に行く張本人ですら検討のつかない景色や、その国が誇る隠れた絶景を空撮で伝えられたら面白い。たくさんの人に、その国について興味を持ってもらったり、未だ見ぬ絶景を伝えたい。
そんな気持ちから、今回の旅のルートには中央アジアやコーカサス地方など、あまり目に触れることのできない地域をチョイスしてみたのだ。

ちなみに僕は旅に多少のオリジナリティーを求めるタイプだ。
大学時代もオリジナリティーが捻じ曲がった結果、スーツ・革靴を身に纏って自転車で千葉から山口県までを往復するという変わり者っぷり。

学生時代の自転車の旅
革靴は意外と自転車が漕ぎやすい

そして世界一周×ドローンといえば…
既に超有名な世界一周のハネムーンにドローンを携えた山口夫妻がいらっしゃいます。
夫妻のことは見なかったことにして…、旅に最先端のオリジナリティを持たせ、未だ見ぬ地を空撮するためにドローンをパートナーに連れて行くことを決意するのでした。

しかし、これから始まる旅のパートナーをドローンにしたことで気苦労が絶えないことになるのです。その模様は今後の記事で詳しく…。

昨年夏に購入
現在でも力尽きることなく現役活躍中
DJI社製Phantom4

出発までは非常にバタバタ、そして気が付けば旅に出発!

「世界一周決めるは易し、実行までは難し」という格言があります。僕がさっき考えました。
何故かと言うと、出発前の”やる事”が想像している以上に多い。
もう面倒くさくて、世界一周行くの辞めようかと思うほど!!ほんとに!!

僕は出発前までに以下の「面倒くさいけどやらなきゃリスト」をこなしました。
・会社への退職願い・退職手続き
・世界一周ルートの作成(ある程度)
・ビザ申請(僕の場合、中国ビザ)
・世界一周持ち物準備
・海外旅行保険への加入
・住民票の海外転出届け提出
・税金関係処理(住民税、所得税)
・パスポート増補(パスポートのページ足りなくなりそうなため)
・国際キャッシュカード作成
・国際免許証作成
・狂犬病、肝炎などの予防接種
・歯の治療(靴紐踏んづけて転んで、前歯2本折ったため。)
・国内でのドローン飛行練習
・両親、親戚、友人への挨拶

読むだけで気が遠くなりませんか!?

また、上記の項目にある狂犬病の予防接種による副作用で腕が腫れ上がるという予想外の珍事にも見舞われました。旅に出る前から幸先悪いなと気にかけていた部分もあったのですが、見事に的中。腫れ上がる人は偶にしかいないらしく、まさか僕が狂犬病ワクチンに対してそんな体質を持っていたとは絶句しました…。
結局何事もなく、お医者さんから偉く心配されたのは良い思い出。

狂犬病予防接種の副作用
で赤く腫れ上がった腕

相棒のおかげで不安を煽る超特大な荷物サイズに

上記の「面倒くさいけどやらなきゃリスト」をこなし、世界一周の準備に忙殺されまくりの日々。気がついたらあっという間に、出発当日の2017年4 月6日に!
そして初めて旅の荷物を背負ってみる。
相棒であるドローンのせいで恐ろしいサイズと重さになってかなりの負担に。

下にある写真の巨大バックパックは、ドローンを収納したいがために石井スポーツにドローンを持って行ったところ、店員に「これしか収納できるサイズは無いね」という一言により、選択肢が一択しかなくなった曰く付きのバックパック。
ひっくり返ると亀のようになり、巨大さと重さで起き上がることができない!
「ひっくり返った時、周りに誰もいなかったらどうしよう・・・」
そんな不安な思いを胸に僕の旅は台湾から始まったのだった。

出発当日
後にも先にもこんな巨大なバックパック
を背負った人を見た事がない

To Be Continued….

 

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この記事は私が書きました。

2017年4月より化学メーカーを退職し、世界一周中。「真面目に馬鹿をやる自由人」をモットーに、学生時代からスーツで自転車日本縦断、半年間大学で暮らすなど楽しく過ごす。本人も22歳まで知らなかったけど実は台湾人とのハーフ。大学時代の第二外国語はフランス語だったため、中国語は残念ながら喋れない。ドローン歴は1年とちょっと。