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Altitude Angel社がドローンと航空機が共存する『空中回廊』の作製を発表

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ドローンの行き交う『空中回廊』を商用化へ

ドローンゾーン

ドローンを運用するにあたって、懸念される課題の一つが既存の航空インフラとの共存だ。ドローンを大規模かつ高頻度に運用すれば、一般の航空機の運用を妨げることになる。これまでも一部の空域をドローン専用の『空中回廊』にするといった試みは試験されてきたが、既存のインフラを制限してしまうという大きな問題が残っていた。しかし、イギリスではUTMによる航空管制で、この問題を解決しようという動きが現れている。

●Written by 井口隼人(Inokuchi Hayato)


イギリス・ロンドン西部のテムズ川渓谷に、世界初となるドローンの飛行を前提とした『空中回廊』を整備する計画が進められている。ほかのインフラを制限し、ドローン専用の空路を用意する空中回廊の運用はこれまで試験的に行われてきたが、商用かつ他の航空インフラと空域を共有する空中回廊は世界初の試みとなる。

『Arrow Drone Zone』と名付けられたこのエリアは幅50m・長さは約8Kmに及び、イギリス民間航空局に提出された計画に従ってAltitude Angel社によって運営・管理されている。
Arrow Drone Zoneを通過するドローンはAltitude Angel社のUTM『GuardianUTM O / S』によって管制され、エリア内を飛行するドローンとの衝突回避・自動ナビゲーションを行い、空域内の飛行をサポートする。

近くの有人航空機やエリアの利用許可を得ていないドローンでさえもリアルタイムに把握できるため、機体同士の安全な距離が維持され、違反が予測される場合は適切な回避行動をとることができる。衝突が検出された場合、関係するドローンには適切な回避指示が自動的に与えられる。

また、ドローンのパイロットにも警告が表示されドローンの手動制御をいつでも行うことが可能。Arrow Drone Zone内を通過するドローンは、ゾーンを利用するために新しいセンサーなどの特別な機器を必要としない。Arrow Drone Zoneは一般的な航空インフラにも開放されており、制限を設けることなくドローンと有人航空機の安全な運用が可能となる。

Altitude Angel社の創設者にしてCEOであるRichard Parker氏は次のように述べている。

Arrow Drone Zoneは、UTMと自動ドローン操作の進化における次のレベルへの扉を開きます。この一歩は非常に重要な一歩です。無制限の空域での目視外自動飛行は、商用ドローンの大規模使用のビジョンを実現するために克服すべき大きな障壁となってきました。ドローン技術は、無数の方法で世界を変える可能性があります。AltitudeAngelは、ドローンの自律飛行と有人航空機が安全に並んで運用できるように、世界中の組織と企業をサポートする準備ができています。

Altitude Angelは最終的にArrow Drone Zoneをパッケージ化し、運用したい組織や法人に対して簡単なライセンス契約によって迅速かつ簡単に提供できることを目指している。

@Altitude Angel

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この記事は私が書きました。