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Parrot社から最新機体『Anafi USA』が発表!気になるその性能は?

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フランスのドローンメーカーParrot社は、6月に同社の最新機種『Anafi USA』をアメリカ国内に向けて発表しました。日本でもKMT株式会社が、日本における販売・サポートを開始しています。販売予定価格は7.000$、日本円にして約75万円となる産業機です。災害救助チームや公共インフラの調査、軍や警察などに向けて開発されたという『Anafi USA』の性能を詳しく解説します。

●Written by 井口隼人(Inokuchi Hayato)


点検作業から軍事利用まで幅広いシーンで活躍できる性能

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Anafi USAは3軸ジンバルを備えた折り畳み式の機体で、悪条件でも飛行できるよう設計されています。機体重量は500gと軽量ですが大容量のバッテリーを搭載し、32分という長時間の飛行が可能。

また、人命救助や軍事利用のような一秒を争うミッションを想定し、待機状態から一分未満の時間で離陸を可能にしました。さらに、過酷環境で稼働できるように耐久性を重視しており、耐水性と耐埃性能を備えることで、雨や埃の多い環境でも問題なく飛行可能です。安定性も優れており、風速15 m/sにも耐え得る飛行性能となっています。

■カメラ性能

未定義

特徴的なトリプルカメラアレイは、32倍ズーム、赤外線カメラによる熱画像処理、4K HDRビデオキャプチャ性能を備えています。例えば消防士が火事の現場に到着したとき、要救助者の位置や温度の高い危険な箇所、建築物の脆くなっている箇所などの“ホットスポット”を素早く把握する必要があります。ANAFI USAは3つのカメラ機能によって、これらの課題を解決しています。

32倍ズームでの画像

32倍ズームは2つの21メガピクセルカメラを中心に設計されており、オペレーターは最大5 km(3.1 mi)の距離から被写体の詳細をはっきりと見ることができます。そのうえ、ズーム画像と元の画像を同時に表示することで、パイロットは現場の全体像とホットスポットを同時に把握できます。

ズーム画像と赤外線カメラを組み合わせることもできる

点検業務ではズームと赤外線カメラの熱画像処理によって、オペレーターはソーラーパネル上のわずかな傷も検出でき、公共インフラの点検等での活用も想定しています。

■セキュリティ
軍事や公共インフラ点検での使用を想定したAnafi USAはデータのセキュリティ面も重視しています。欧州連合(EU)のデータ保護規則(GDPR)に準拠したシステムにより、フライトデータとオフラインデータの両方を保護しています。これは中国製のドローンを意識しての仕様であると推測できます。近年、中国で開発されたIT・ネットワークに関わる製品にセキュリティ上の問題があるとして、公的な現場での使用を控える動きが続いています。

日本国内でも、公共インフラの点検など公的現場においてはAnafi USAが検討される可能性も出てくるかもしれません。

画像処理ソフトでは、マッピングソフトPix4Dと互換性があり、Survae、DroneLogbook、Kittyhawk、Dronesense、Planck AeroSystemsなどの専門的なアプリケーションとサービスを幅広くサポート。

Anafi USAの予約は、海外で7月27日から注文でき、8月にParrot社から購入可能となります。


@Anafi USA
@Parrot

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この記事は私が書きました。