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超小型で軽快に遊べるドローン「U46W ファイヤーフライ」をレビュー

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「ドローンを耳にすることが増えてきたので触れてみたい」「本格的なドローンを手に入れる前に、試しに遊んでみたい」そんな人にオススメなのがトイドローンと呼ばれる小型のドローンだ。

近年では大型量販店に行くと、ドローンのコーナーが出来上がっている。なかでもトイドローンの売り場をみると、Hitec Multiplex Japanの取り扱い製品が、必ずや2~3製品は並んでいる。Hitec Multiplex Japanはすでに15製品以上ものドローンを取り扱っている。そのなかでも超コンパクトな2.4GHz スモールFPVドローン U46W ファイヤーフライ(以下ファイヤーフライ)で遊んでみたので紹介しよう。

●Written by 芹澤 優斗(Yuto Serizawa)
●Photo by 飛澤 慎(Makoto Tobisawa)


超軽量、手のひらサイズで安全なドローン

ファイヤーフライを一目みて、ドローンというよりもただの小型ラジコンでしょ?

と思った人はファイヤーフライを軽く見てはいけない。このサイズからは思いもしないほどに色々な機能を搭載したドローンなのだ。まずは機体を見ていこう。

2.4GHz スモールFPVドローン U46W ファイヤーフライ
●税込価格9504円

本体価格は9504円(税込)にもかかわらず、単四電池3本で使用できるプロポがセットとして付属する。大抵この価格帯のドローンは、端末上のアプリで操作するものが多いが、ファイヤーフライはドローンの醍醐味でもある操る楽しみも備えている。もちろん技適の問題もクリア。

なお、操作はモード2の固定設定とし、飛行速度の速い遅いを切り替えるスイッチも設けられている。

そのほかには、予備のプロペラと充電用のケーブルというシンプルなパッケージ。

寸法は91 × 80 × 31.8 mm

サイズは実にコンパクトで、手のひらに収まる大きさだ。そして、重さはたったの24g。航空法などの規制に適合する心配はないが、あくまでも24gしかないので、外での運用は風に煽られてしまうなど難しい。

機体側の差し込み口は専用の端子
充電ケーブルの電源側はUSB端子

バッテリーは内臓式なので機体を直接ケーブルに繋いで充電を行う。ケーブル差し込み口の上部にあるLEDライトで充電状態を確認できる。このLEDライトは飛行中も点灯しており、ドローンの前後を分かりやすくしている。

カメラは専用アプリ上で操作

前方には小型のカメラが埋め込まれており、ちょっとした自撮りや空撮を楽しむことができる。また、ファイヤーフライはプロポだけでなく、端末上のアプリでも操作ができるため、FPV飛行も楽しめるのだ。カメラは640 × 480pxの解像度で、静止画と動画を撮影することができる。

専用のアプリで遊びの機能を拡張!

ファイヤーフライの専用アプリ「Flyingsee」はAndroid及びiOSで利用が可能。Flyingseeで検索すれば出てくるのでインストールを行う。

 

ミニカーを被写体にカメラで撮影
トイとは思えない鮮明な映像

アプリと機体はWiFiで接続される。フライト画面にはカメラの映す映像を表示。ほとんど映像の遅延もなく、快適にカメラを楽しみながら飛ばすことができる。フライト画面では、電波状況やバッテリーの残量、カメラと動画の撮影切り替え確認可能。操作は画面上をタップすると、十字カーソルが表示され、その上で操作する形だ。また、操作はプロポとアプリでのタップに加え、端末の傾きによってドローンが連動するモードも搭載している。

さらに、ファイヤーフライのすごい機能は、作成したルートに沿って自動でフライトする機能が備わっている。手書きでスラスラっと書いた軌跡に沿って飛んで行くのだ。1万円前後のトイドローンではなかなか備えている機種は少ない。

今回は練習場で使用してみたが、タブレット上で書いた線の距離感がつかめず、広い場所で使用することをおすすめする。ただし、間違いなく書いた線の方向に安定してフライトしていき、かなり精度は高い。

軽量・小柄だからこそ楽しめるトイドローン

モード2に限られてしまうが、操作はしっかりとしたプロポがついているので、純粋にフライトを楽しむこともできるし、フライトの練習にも丁度良い。ホバリングは想像以上に安定しているうえに、小型で機動性が良いので、スイスイとクイックに飛ばして遊ぶことができ、操る楽しみがある。しかも、軽量かつガードに守られていることから気兼ねなく屋内で飛ばすことができる。

さらにファイヤーフライのすごいところは、壁などにぶつかって墜落してしまった時に自動でプロペラが止まる仕組みになっている。子供でも安全に遊ぶことができるのだ。

ただひとつ残念なのは、小柄なボディーなこともあり、バッテリーの持続時間ががそれほど良くない点。フライト時間はだいたい6分〜7分程度で、なんとなくファイヤーフライの動きに慣れてきたところでバッテリーがなくなってしまう。バッテリーは前述したとおり、機体に備え付けられているため、予備のバッテリーが存在しない。充電には40〜50分程度かかる。

実際にカメラで撮影してみると画質はスマホほど良いものではないが、遊びの延長線上のおまけとしては十分なクオリティーだし、面白い。

撮影したデータは端末に保存され、アプリ上で管理が行える。動画はmp4形式で作成される。ジンバルなどは搭載していないので、安定した撮影は難しいが、自撮り程度であれば問題なく撮影できそうだ。

初めてのドローンに丁度良いクオリティー


ファイヤーフライは数あるトイドローンのなかでも、初めてドローンに触れる人が取っつきやすいドローンだ。ドローンがどんなものなのか?どんなことができるのか?と興味を持った人には手頃な価格のファイヤーフライをオススメする。

思い通りに動かせるクイックな機動性から、カメラ撮影もスピード感のある映像が楽しめる。また、アプリに備えられている機能性など、約1万円で手に入るドローンとしてはとても良くできているドローンだった。


■問い合わせ
ハイテックマルチプレックスジャパン

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この記事は私が書きました。

DRONE NEXT編集長。1989年静岡県生まれ。自動車業界を経て、学生時代から趣味で乗っていたバイク好きが高じて2014年にバイク雑誌ヤングマシン編集部に配属。ある日、ドローンの新たなる未来と可能性に興味を持ち、2017年5月からドローンのフライトを始め、JUIDA認定校のドローン大学校を修了。