ドローンの未来を発掘するエンターテインメントマガジン DRONE NEXT

セキドがMAVIC AIR発表会を開催!
最新の”AIR”をフライト体験

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新型コンシューマー向けドローン「MAVIC AIR」の登場で、1月末のドローン業界は盛り上がっている。DJI JAPANからは1月25日に新製品発表会が開催され、MAVIC AIRの全容が明らかになった。数多くの報道陣向けに開催されたDJIの発表会では手の届かない部分をさらに解説するべく、DJI正規代理店のセキドがプレス・販売店向け説明体験会を開催した。

●Photo By 青山祐介(Yusuke Aoyama)/芹澤優斗(Yuto Serizawa)
●Written By 芹澤優斗(Yuto Serizawa)


前述で記載した通り、1月25日にはDJIによるMAVIC AIR発表会が開催されている。そして今回、1月29日にはセキドによるMAVIC AIR発表会が開催される運びとなった。

「何故同じ発表会を2度開催するのか?」

疑問に思いながらも参加してみると、その意味はすぐに理解できた。

DJIはメーカー(開発者側)として製品を発表する。一方、セキドは販売店としてMAVIC AIRの発表紹介を開催するのだ。会場は神奈川県にある“横浜市金沢産業振興センター”

マトリスやファントムなどのDJI製品を
一式揃えているセキドDJI横浜ベイサイド店

横浜市金沢産業振興センターには、セキドのDJI販売ストアである横浜ベイサイド店のほか、セキド会員専用のドローンフィールドが併設されている。今回のMAVIC AIR発表会はセキド DJI横浜ベイサイド店で開催された。

関係者が集まるなか、MAVIC AIRの話を始める前に、関係者を釘付けにする製品が展示されていた。

低価格と高性能が期待されている
注目のトイドローン「Tello」

そこには、先日ラスベガスで開催されたCES2018で公開となったトイドローン「Tello」が早くも展示されていたのだ。

5MP写真&720pの動画撮影カメラを搭載
底部にはビジョンポジショニングシステムを備える

TelloはDJIとIntelが共同開発したことで話題となり、今後DJIでの取り扱いが決定している。小型でビジョンポジショニングセンサーを搭載しているにも関わらず税込価格は1万2800円。他社からすれば価格、性能ともに脅威的な存在となるのは間違いないだろう。なお、セキドでは早くも先行予約を受け付けている。

そして、一息ついたところで本題のMAVIC AIRの製品説明会が始まった。製品説明に関しては皆ご存知の通り、MAVIC AIRに搭載される機能や特徴について説明。

MAVIC AIRの立ち位置はSPARKとMAVIC PROの間を埋める存在となるが、性能はMAVIC PROに程よく近い。

今となっては当たり前にスマホにも搭載されるHDRフォト(ハイダイナミックレンジ)は明暗部分を鮮明に映し出す。そして、驚くべきはMAVIC AIRではパノラマ撮影を撮ることができると同時に、その場で全天球写真を作り出す。とはいえ、カメラは真上方向を撮影することは物理的に不可能なので、天井部分は写真が無い状態で作り出される。

MAVIC AIRにはDJI初となる内部ストレージを完備。メモリーカードを入れ忘れてしまった、飛行中にデータがいっぱいになってしまった。そんな時に備えて8GBのストレージを搭載している。メモリカードスロットによる不具合は決して少なく無いので、緊急事態にも嬉しい。

APAS(エーパス)を搭載することで障害物を回避する。センサーは前方、真下、後方に備えられている。さらにすごいのが常に周りの景色を3Dマッピング化していることだ。これによって障害物や地形を認識しているという。前述で紹介した開催模様の動画の最後に向かってくるドローンが右側に逸れて行くシーンがあるが、人物に接近すると自動で認識し軌道を変えるのだ。

セキドのスタッフが以上のようなMAVIC AIRの基本的な機能や特徴を説明してくれた。

一通りMAVIC AIRの概要が分かったところで、セキドは販売店として、MAVIC AIRを購入する時に迷うであろうMAVIC PROにも触れた。

こちらがMAVIC AIRとMAVIC PROのスペック比較。
赤く表記している項目が優れている部分となる。実はMAVIC AIRは後発機種なだけあってMAVIC PROに比べ、価格や最高速度、携帯性など勝っている点が多い。
ドローンも1眼レフカメラなどと同じで、下位の後発機種が上位機種よりも優れているという現象が起こりやすく、販売店は頭を抱えるのだ。

ただし、販売店としてはMAVIC AIRとMAVIC PROでは明確に位置付けの違いを定めており、MAVIC PROはあくまでもプロ機であり、実際に購入しているユーザーもインスパイアやファントムのサブ機としてビジネスに利用している。一方、MAVIC AIRはコンシューマー向けとし、主に旅行先やセルフィードローンとして活用する人向けにオススメしている。

MAVIC PROはカメラ性能が高いのに加え、最大伝送距離が4000mとMAVIC AIRの倍は違う。さらにDJIゴーグルを使用する場合はMAVIC AIRは有線なのに対し、MACVIC PROは無線で繋がるというメリットもある。なので、一概にどちらが良いか?という点ではユーザーの用途に合わせてセキドの販売員が丁寧にアドバイスしてくれるだろう。

●MAVIC AIR 税込価格:10万4000円
●Fly Moreコンボ 税込価格:14万5700円

続いて、金沢産業振興センターの体育館施設に案内され、MAVIC AIRの体験会が開催された。DJIの発表会でも体験会を開催していたが、参加者が多いこともあり、私はタイミングを逃してしまったのでフライトを体験するのは初めてである。

手のひらの位置を把握し
様々な動作を的確に読み取る

一連の操作方法を説明してもらい、実際に飛ばしてみる。
離陸から着陸まで手をかざすだけで済み、プロポで操作する必要はほとんど無い。特に評価するべき点はスマートキャプチャー(ジェスチャーでドローンを操作する)の認識力の高さで、ほとんど思うがままにコントロールできてしまう。

認識には手のひらを読み取っているようで、操作する時は手のひらをMAVIC AIRに向けていることが前提となるため、着陸動作(手を下に下ろす)はやや物理的にやりにくい動作ではある。さらにMAVIC AIRを飛ばしたまま人から人へ渡したい時には、交換する人が手のひらをかざせば、自動で認識して譲り受けることもできてしまう。

本格的な操作パネルで
追跡する人をロックオン!

また、アクティブトラックも優秀で、離陸するとアクティブトラックによりMAVIC AIRは常に追いかけてくる。周りに複数人いる場合でもしっかりとロックオンしてくれるほどにMAVIC AIRは頭が良く、愛嬌さえ生まれるドローンだった。

MAVIC AIRはMAVIC PROに続くヒット商品として、今後のドローンにおける市場動向を左右する1台となりそうだ。法律の強化や改正が足枷となり、コンシューマー向けドローンの動きが鈍いなかでのMAVIC AIRの登場に注目が集まっている。


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この記事は私が書きました。

DRONE NEXT編集長。1989年静岡県生まれ。自動車業界を経て、学生時代から趣味で乗っていたバイク好きが高じて2014年にバイク雑誌ヤングマシン編集部に配属。ある日、ドローンの新たなる未来と可能性に興味を持ち、2017年5月からドローンのフライトを始め、JUIDA認定校のドローン大学校を修了。