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テラドローンが従来価格の1/3のUAVレーザシステム「Terra Lidar」を提供開始!

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産業ドローンのソリューション開発を展開するテラドローン株式会社は、自社製測量用UAVレーザシステム(Terra Lidar)の開発を行い、1月18日より提供を開始します。

●Written by 芹澤 優斗(Yuto Serizawa)


テラドローンが自社開発したUAVレーザシステムを提供開始

テラドローンは2017年から世界各国の企業と提携を行い、現在は南アフリカ、 イギリス、 ベルギー、 オランダ、オーストラリアなど、10カ所の拠点を設立してきました。日本のドローン企業で海外進出に成功している企業は少なく、近年テラドローンの動向には注目が集まっています。

テラドローンは主に点検・測量分野のソリューション開発を進めてきましたが、2016年から測量サービスも展開しており、測量実績は累計650件を超えています。従来のUAVレーザの高価格の要因となっていた、IMU(姿勢推定ジャイロセンサー)、高周波のGNSSを複数の単周波GNSSを用いた独自システムによって代替するUAVレーザシステム「Terra Lidar」の開発を完了させました。ライダーの課題を解決するために開発したTerra Lidar(VLP-16)の提供を1月18日より開始します。

 

高額製品だったUAVレーザシステムが大幅なコストダウン

2018年は国内で地震災害や、異常気象による土砂崩れなど記憶に新しい災害が多数発生しました。その際に多数の企業や団体がドローン測量を活用し、被災地の状況把握や土砂の2次被害対策に役立てています。本格的な土砂の流入量の測量にはレーザ測量が行われ、3Dモデルを作成すると供に明確な数値を算出していきます。

既存のUAVレーザシステムはPHOENIX社(アメリカ)やYellow Scan社(フランス)の製品が主流となっており、価格が2000万〜3000万円と非常に高価な製品となっていました。日本では産業ドローンの中で測量分野が最も進んいますが、この値段ではドローン測量の普及に遅れを取ってしまいます。そこで、テラドローンはIMUを使わずに高周波のGNSSを複数の単周波GNSSを用いたシステムを採用することで、低コストで確かな精度を発揮するシステムを学校法人早稲田大学 スマート社会技術融合研究機構 主任研究員 鈴木太郎氏と共同開発。大幅なコストダウンに成功し、既存製品の約1/3の価格である参考価格約600万円から提供を開始します。

今後UAVレーザシステムは、ソーラーパネルの増設工事の際に地形データを計測することや、送電線の点検、土砂災害の調査、道路・ダム・港湾施設の管理及び設計、3Dモデリングなどに活用されることが期待されます。


@TERRA DRONE

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この記事は私が書きました。

DRONE NEXT編集長。1989年静岡県生まれ。自動車業界を経て、学生時代から趣味で乗っていたバイク好きが高じて2014年にバイク雑誌ヤングマシン編集部に配属。ある日、ドローンの新たなる未来と可能性に興味を持ち、2017年5月からドローンのフライトを始め、JUIDA認定校のドローン大学校を修了。