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Walmartがドローン配送サービスの試験運用開始

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アメリカ最大のスーパーマーケットチェーンによるドローン配送

草の上のウォルマートバッグとドローンします。

9月9日、Walmartはノースカロライナ州で食料品や日用品をドローンで配送する試験運用を開始した。同社はドローンの配送と梱包経験のノウハウ蓄積を目的に、ドローンによる配送業務を請け負うFlytrexと提携して試験運用を開始する。アメリカ国内の航空規制を管轄する連邦航空局は、Amazonなどの企業に対してドローンによる配送業務を一部認可するなど、配送サービスの社会実装に向けた取り組みが激化している。

●Written by 井口隼人(Inokuchi Hayato)


本試験はノースカロライナ州ファイエットビルで開始され、Flytrexの自律飛行ドローンを使用してウォルマートの店舗から約200品目の食料品や家庭用品を配達することを目的としている。使用するドローンはFlytrexの機体でクラウド上で制御される自律型ドローン。Walmartは今回の試験によってユーザーと従業員全体からのフィードバックを得て、ドローン配送サービス全体をよりブラッシュアップできると見込んでいる。

同社のドローン配送サービスの今後について、Walmartのカスタマープロダクト担当 Tom Ward副社長は次のように語っている。

数百万機のドローンが飛び交い、物流を担うような未来には時間がかかるでしょう。そういった未来像は未だにSFのように感じられますが、利用可能なテクノロジーと、それを使用して顧客の生活をより簡単にする方法について、研究を続ける必要はあります。例として、Gatik、Ford、Nuroとの自動運転車の取り組みをご覧ください。私たちは、自動運転車が当社のビジネスにどのように適合するかについて、多くの貴重な知見を得ています。今回のような試験から得られる知見は、ドローン配送の可能性をより大規模に形成するのに役立ち、創業者のビジョンに忠実に、ウォルマートをこれまで以上に発展させてくれるでしょう。

WalmartとFLYTREXの共同体制

FlytrexはWalmart以外の企業ともドローン配送に取り組んでいる。アイスランドでは政府主導の物品配送サービスを二年間行い、イスラエルでは医薬品の輸送を行っている。その業績から連邦航空局のUAS統合試験プログラム(以下IPP)の一部として認められている。IPPは州政府や自治体から許可された一部の特区で、特例的に飛行規制の緩和が認められている。ドローン航空会社として連邦航空局から認可されたWalmartは、ドローンの運用を許可されているFlytrexに委託することで今回の試験を実現した。

■Flytrexの配送サービス

■サービス概要
Flytrexが展開しているのは主に個宅を対象にした配送サービスプラットフォーム。
ドローンに固定された宅配ボックスの中に荷物を搭載し宅配する。
荷降ろしは、ワイヤーで荷物を吊り下げて高度80フィート(約24m)から個宅の裏庭などに安全に降下させる。

■機体性能
・6.6ポンド(約3kg)の荷物を3.5マイル(約5.6km)まで輸送可能。
・時速32マイル(約51.5km)、高度230フィート(約70m)で巡行。
・モーター、ナビゲーション、自律パラシュート、フライト終了システムなど安全管理システムを搭載。


@Walmart.inc
@FLYTREX

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この記事は私が書きました。