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1年目は無料で加入!知らないと損をするドローン保険の基礎知識

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ドローンの運用に伴う危険は高性能なドローンや、操縦のプロを以ってしても常に付きまといます。そんな万が一の時に備えて、加入しておくと大変役立つのが「ドローン保険」。ドローンの購入を検討している人は、一緒に保険の加入も検討しましょう。


自動車もドローンも保険の考え方は同じ!

自動車の保険には自動車賠償責任保険と呼ばれる強制保険と、任意保険である自動車保険があります。ドローンにも同様な2種類の保険が各社から用意されており、ドローン保険事業を始める企業が増え、ユーザーは加入するのが一般的になりつつあります。

■ドローン保険は2種類
<機体の損害保険>
墜落などによりドローン本体を破損した場合に該当する保険です。趣味向け、産業向けに関わらず高価なドローンの修理費用を担保してくれます。そのほかにも、フライト中に紛失してしまったドローンを捜索・回収する費用を担保してくれるメニューが付属するサービスもあります。

<損害賠償保険>
ドローンを飛行中に第3者に怪我をさせてしまった場合に該当する保険です。多くの場合、対人と対物への補償がセットになっています。

ドローン保険は法律による強制加入は定められていませんが、紛失や損害事故が生じる可能性が高く、万が一の時に備えておくことが必要です。なお、紛失した場合に「小さいドローンだから」といって放置する人も見受けられますが、放置してしまうと産業廃棄物の不法投棄と見なされ犯罪に繋がってしまいます。

ドローンの事故は突然の機体異常や天候によるもの、鳥などの生き物との接触など避けることができない場合も多々あるので、最悪の事態を回避するためにも保険を検討してみましょう。

 

1年目はDJI限定の初年度無償付帯保険を利用

保険に加入する前に忘れてはいけないのが、DJIの無償保険サービス。DJIの対応機種を購入した場合は、無償で1年間の損害賠償保険に加入することができます。

対象機種
Spark、Mavic Air、Mavic Pro Platinum、Mavic Pro、Phantom 4 Pro、Phantom 4 Adv、Phantom 4、Phantom 3 Professional/Advanced、Phantom 3 Standard、INSPIRE 2 シリーズ、MATRICE 100、AGRAS MG1

加入するには登録申請が必要となるので、忘れずに登録しましょう。登録は保険サービスを運営するエアロエントリー株式会社のWEBサイトから手続きできます。
エアロエントリー登録ページ

上記の対象機種には、趣味向けドローンがSparkまでしかありませんが、Telloは別メニューで無償付帯保険が用意されています。小型のトイドローンだし大丈夫!と言わずに無償で加入できるので、入っておくことをお勧めします。
Tello無償付帯保険登録ページ

ここでひとつ注意する点があります。上記の無償付帯保険は、エアロエントリー株式会社の扱いに変わりはないですが、DJIのドローンを購入する販売店によって補償額が違う場合があります。

例えば、ソフトバンク&コマース株式会社が運営するドローンバンクで製品を購入した場合、補償額が倍以上に変わってきます。対象となる機種は限定されますが、ドローンを業務で使用する場合などは補償額にも注力する必要があります。

上記の無償付帯保険は対人・対物の損害賠償保険なので、機体の破損を補償するメニューは組み込まれていません。初めてドローンを購入した人などは、別途機体の損害保険に入っておくと良いでしょう。また、無償付帯保険と有償保険では補償額や、補償される条件にも違いがあります。事業としてドローンを運用する場合や、海外に持ち込んで運用する場合は有償の保険に加入しておくと安心です。エアロエントリー株式会社の有償保険の価格帯は1年間で、1万2000円〜3万4440円となっており、対象はドローン1台なので複数のドローンを所有している人には割高になってしまいます。

保険の選び方はドローンの使い方や、所有する機体によって変わってきます。自身に合った最適な保険を探してみましょう。

 

特徴を活かして最適なドローン保険を選び抜く

【一般社団法人 日本ラジコン電波安全協会 ラジコン保険】
コストパフォーマンス重視で趣味利用にお勧め!

一般社団法人 日本ラジコン電波安全協会(RCK)が提供するラジコン保険は、趣味利用に限定した保険です。ラジコン保険にはドローンも含まれ、2年間契約で4500円という安さで加入できます。たまに趣味で飛ばしに行くという人には打って付けの保険となりますが、機体の損害保険は付帯していません。また、加入条件としてラジコン操縦士に登録する必要があります。

種類:損害賠償
保険料:4500円/2年
賠償保険金額:1億円程度
免責額:5万円

 

【グッド保険サービス ドローン保険(個人向けホビー用】
損害賠償+機体の損害補償に入りたい人にお勧め!
グッド保険が提供するドローン保険は賠償保険と機体の損害保険がセットになっています。RCKのラジコン保険では機体の損害については補償が付帯していないので、低価格で両方をカバーしたい場合はグッド保険がお勧めです。墜落事故などによる破損補償のほかに、盗難や紛失の補償も付帯しています。ただし、機体の損害時に支払われる保険金は10万円までなので、加入する機体も考慮して検討しましょう。

種類:損害賠償・機体の損害
保険料:7000円/1年
賠償補保険金額:1億円
機体損害保険金:10万円

 

【JUIDA会員向け施設賠償責任保険】
海外で飛ばしたいJUIDA会員にお勧め!
ドローンスクールを運営する一般社団法人 日本UAS産業振興協議会(JUIDA)は、会員向けのドローン保険を提供しています。エアロエントリーでも海外対応の保険を提供していますが、価格が1万2000円/1年とやや割高です。一方JUIDAのプランであれば7470円/1年にコストを抑えられます。これに加え、海外非対応の損害賠償保険プランも用意されており、6270円/1年で加入できます。また、JUIDAから有料で発行される技能証明書を保有している会員についてはさらに約500円程度の割引が利きます。

種類:損害賠償
保険料:7470円/1年
賠償補保険金額:5億円

このほかにも、三井住友海上、損保ジャパン日本興亜、東京海上日動などの大手保険会社もドローン保険を展開しています。しかし、ドローン保険を検討するうえでは「ドローン保険」という言葉に囚われず、携帯品を補償するプランが付帯している保険や、業務利用においてビジネス向けの保険なども検討してみる必要があります。内容によっては、ドローンに関わる補償が可能なものも存在するので調べてみることをお勧めします。

 

保険金請求の条件は事前に確認必須

ドローン保険に実際に加入したケースでは、以下のような事例もドロネク!読者の方から寄せられました。

あいおいニッセイ同和損保が取り扱っているグッド保険株式会社 ドローン保険(個人向けホビー用)に加入しているAさんは、ドローンフライト時に原因不明の墜落事故が発生。機体は地面に落ちた衝撃で破損しました。事前にドローン保険に加入していたので、保険会社に問い合わせてみると、「墜落原因が不明なため保証ができません。ドローンメーカーが発行する墜落原因の証明書が必要になります。」という返答が返ってきました。Aさんは機体が破損しているため、海外に機体を送り、証明書を発行してもらうことも容易ではないことから、保険金の請求を諦めざるを得ませんでした。

保険の利用法として「とりあえず何れかに入っておけば安心」と考えてしまいがちですが、上記のようなことが起きないためにも事前に条件項目や注意書きを確認しておく必要があります。上記の例の保険会社の注意書きには「墜落原因不明なケースでは保険金支払い不可」という文言が書かれています。Aさんの場合は加入時には書かれておらず、最近になって追加された条件だったようです。なので、加入後にも定期的に改定内容を確認することも必要と言えます。保険会社にはカスタマーサポートが用意されていますので、文面で解釈し難い場合は電話による説明を受けることがお勧めです。

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この記事は私が書きました。