Swift Engineering社とNASAの共同プロジェクト”高高度滞空型無人航空機”初フライト成功

長時間の高高度飛行で人工衛星の代替を目指す

 

Swift Xiの親会社であるSwift Engineering Incは、アメリカ航空宇宙局(NASA) エイムズ研究センターの協力により、高高度滞空型無人航空機(Swift Ultra Long Endurance:以下SULE)の初フライトに成功した。Swift Flight Teamは、アメリカ合衆国で高度21kmの高高度を飛行するUAVを製造できる唯一のチームであり、SULEが高高度での調査飛行を実現できる機体構成であることを証明した。

Swift Engineering Inc.およびSwift Xi 代表取締役会長・CEO 松下弘幸は、「我々がここ数年をかけて開発してきたSULEが初フライトを終えることができた。低高度の人工衛星に変わって、我々のSULEが未来の一端を担う日がもう直ぐ確実にやってきます。」と述べた。

飛行試験はNASAからの全面的なバックアップにより、アメリカ合衆国 ニューメキシコ州の宇宙飛行場にて実施された。高度約21kmを自律飛行するよう設計されたSULEは、高高度・成層圏付近での24時間連続飛行を実現。商業、モニタリング、通信、防衛など多用途での使用が想定されている。

■基本スペック
太陽光パネル搭載飛行翼-22m
機体重量-82kg
ペイロード-6.8kg

Swift Xi 代表取締役社長 福岡賢二は、「SULEの初フライト成功によってHALE UAS(高高度滞空型無人航空機システム)本格実用への扉が開かれました。このチャレンジは宇宙、航空ビジネスの発展につながり、きっと未来の私達の暮らしを飛躍的に豊かにしていることでしょう。」と展望を語った。

SULEは、2つの技術特許の取得している。また、NASAより航空機の強度・構造・性能が安全性及び環境保全のための技術上の基準に適合している証明である耐空証明書(Airworthiness Certifications)、及びアメリカ連邦航空局(FAA)より商業空域における飛行許可証(FAA‘s Certificate of Authorization)を取得している。

Swift Xi 最高執行責任者ニック・バルアは、「SULEは、我々と空・宇宙との距離を縮めるプラットフォームになります。成層圏からイノベーションが始まるでしょう。」と語った。


 

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